6.4.2 現寸図
6.4.3 墨付け
6.4.4 寸法調整及び切断
6.4.5 孔あけ加工
6.4.6 表面の仕上げ
6.4.7 仮組立
6.4.8 加工孔の補修
6.4.9 製品確認
6.4.1 加工図
設計図書に基づき、加工図を作成し、加工に必要な事項を明確にするとともに、全体の納まりや詳細について十分検討して、監督職員の承諾を受ける。
6.4.2 現寸図
(1) 自動加工装置を用いない加工は、現寸図 (型板及び定規を含む。) の作成を行う。
(2) 床書き現寸図の作成は、特記による。
6.4.3 墨付け
墨付けは、加工図、現寸図、型板、定規等により正確に行う。
6.4.4 寸法調整及び切断
長さの切断は、基準面に対して定められた角度となるように切断する。
6.4.5 孔あけ加工
(1) ボルトの孔あけ加工は、ボルトが木部のボルト孔に密着するように、基準面に対して定められた角度となるように孔あけを行う。
また、ボルトの径に加える木部のボルト孔の大きさは、特記による。
特記がなければ、表6.4.1による。
(2) ラグスクリューの孔あけ加工は、次による。
(ア) ラグスクリューの胴部径とスクリュー部径のそれぞれに基づく2段の孔あけ加工とする。
(イ) 胴部の孔あけは、胴部径と同径とし、その長さは胴部長さまでとする。
(ウ) スクリュー部の孔あけは、スクリュー径の50~70%程度とし、その長さはスクリュー部長さと同じとする。
(3) ドリフトピンの孔径は、特記による。
特記がなければ、ピン径と同径とする。
(4) 木栓及び木だぼの孔あけは、木栓及び木だぼと同径とする。
6.4.6 表面の仕上げ
(1) 見え掛りの表面の仕上げの程度は、機械加工 (製材・構造用集成材) の場合は、表6.4.2及び表6.4.3、手加工 (製材)の場合は、表6.4.4により、種別は特記による。
特記がなければ、機械加工 (構造用集成材) の仕上げの程度は、B種とする。
(2) 木材保護塗料塗りは、「公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 」18章13節[木材保護塗料塗り (WP) ]により、適用は特記による。
6.4.7 仮組立
複雑な接合部分は、仮組立により加工の良否を確認する。
6.4.8 加工孔の補修
加工孔の補修は、原則として、行わない。
6.4.9 製品確認
加工材の断面寸法、長さ、仕口及び継手の位置、接合金物等の取付け位置等について、全て確認を行い、記録を監督職員に提出する。
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