7.9.1 小屋組及び屋根
(1) 小屋組の構成
(ア) 小屋組は、振止めを設けるなど水平力に対して安全なものとし、材料、断面寸法及び取付け方法は、特記による。
(イ) 屋根等に設ける幅90cm以上の開口部の上部に設けるまぐさの有無、材料、断面寸法及び取付け方法は、特記による。
(ウ) 小屋組の各部材相互及び小屋組の部材と頭つなぎとの緊結方法は、特記による。
(エ) 垂木又はトラスは、頭つなぎ及び上枠に金物で構造耐力上有効に緊結することとし、金物の種類及び緊結方法は、特記による。
(オ) 天井根太その他の横架材には、その中央部付近の下側に構造耐力上支障のある欠き込みをしてはならない。
(カ) 天井根太に7.2.2(カ)による薄板軽量形鋼を使用する場合の材料及び緊結方法は、特記による。
(キ) 小屋組に木質断熱複合パネル又は木質接着複合パネルを用いる場合は、特記による。
(2) 垂木方式
垂木、天井根太及び棟木により構成される小屋組とする場合は、次による。
(a) 垂木及び天井根太の断面寸法は、特記による。
(b) 垂木相互の間隔は、特記による。
(c) 垂木には、垂木つなぎを構造耐力上有効に設けることとし、材料、断面寸法及び取付け方法は、特記による。
(d) 外壁の頭つなぎの上で、垂木を欠き込んで納める場合は、特記による。
(3) トラス方式
メタルプレートコネクター又は合板ガセットを用いたトラスにより構成される小屋組とする場合は、これに作用する荷重及び外力に対して構造耐力上安全なものとし、仕様及び取付け方法は、特記による。
(4) 屋根梁方式及び束立て方式
垂木、屋根梁、 母屋、小屋束、天井梁、支持壁及び耐力壁により構成される小屋組とする場合は、次による。
(a) 垂木の断面寸法は、特記による。
(b) 小屋組に作用する荷重及び外力に対して構造耐力上安全なものとし、材料及び取付け方法は、特記による。
(c) 屋根梁に7.2.2(カ)による薄板軽量形鋼を使用する場合の材料及び緊結方法は、特記による。
(5) 屋根下地材の取付け
(ア) 屋根下地材の継手に受材を設ける場合、受材は幅38mm以上、かつ、厚さ40mm以上の材料とする。
(イ) 屋根下地材を留め付ける釘又は木ねじの種類及び間隔は、特記による。
(6) トラスを分割製作する場合は、仮組を行い、性能を確認する。
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