8.8.1 大引
(1) 樹種及び断面寸法は、特記による。
(2) 継手は、床束心から150mm程度持ち出し、継手の形状及び留付け釘の種類は、特記による。
(3) 大引と土台、柱との仕口の形状及び留付け釘の種類は、特記による。
8.8.2 床束
(1) 木製床束
(ア) 樹種及び断面寸法は、特記による。
(イ) 上部仕口の形状、留付け方法並びに接合金物及び接合具の種類は、特記による。
(ウ) 下部の固定方法は、束石に突付けとし、根がらみ貫を床束に添え付け、釘打ちする。
(2) 鋼製床束
床荷重条件と性能を満たすものとし、仕様及び設置方法は、特記による。
(3) 樹脂製床束
床荷重条件と性能を満たすものとし、仕様及び設置方法は、特記による。
8.8.3 根太掛
(1) 樹種及び断面寸法は、特記による。
(2) 継手位置は、柱心とし、継手の形状、留付け釘の種類及び留付け方法は、特記による。
(3) 留付け釘の種類及び留付け方法は、特記による。
8.8.4 根太
(1) 樹種及び断面寸法は、特記による。
(2) 間隔は、特記による。
(3) 継手位置は、大引等受材の心とし、継手の形状及び留付け釘の種類は、特記による。
(4) 梁又は大引との仕口の形状並びに接合金物及び接合具の種類は、特記による。
(5) 床組に根太を用いない場合の工法等は、特記による。
8.8.5 床梁
(1) 樹種及び断面寸法は、特記による。
(2) 継手は、支柱、丸太組壁又は直交する梁により支持される箇所の近辺とし、継手の形状並びに接合金物及び接合具の種類は、特記による。
(3) 仕口の形状並びに接合金物及び接合具の種類は、特記による。
8.8.6 火打梁
小屋組の火打梁は、8.7.9による。
8.8.7 構造用面材による床組
構造用面材により床組を行う場合は、特記により、床組方法は、次による。
(ア) 床梁の樹種及び断面寸法は、特記による。
(イ) 根太の樹種及び断面寸法は、特記による。
(ウ) 構造用面材は、次により、適用は特記による。
(a) 構造用合板は、8.2.4(ア)による。
(b) パーティクルボードは、8.2.4(ウ)による。
(c) 構造用パネルは、8.2.4(エ)による。
(エ) 床梁と丸太組壁、支柱の仕口及び床梁との仕口は、接合金物又は接合具を用いて緊結する。
(オ) 根太を設けた床組とし、根太と床梁の上端高さが同じ場合の取合いは、次による。
(a) 根太の間隔は、特記による。
(b) 床梁・丸太組壁との接合部の根太の仕口の形状、留付け方法並びに接合金物及び接合具の種別は、特記による。
(c) 構造用面材の張り方は、構造用面材の長手方向を根太と直交させ、かつ、干鳥張りとし、受材及び床梁に20mm以上乗せて釘打ちする。
また、構造用面材は、根太等の受材の上で突付け継ぎとする。
(d) 構造用面材は、根太、床梁及び受材に留め付ける。
なお、留付け釘の種類、留付け方法及び釘打ち間隔は、特記による。
(カ) 根太を設けた床組とし、根太と床梁の上端高さが異なる場合の取合いは、次による。
(a) 根太の間隔は、特記による。
(b) 床梁等に直交する根太の仕口の形状、受材及び際根太の寸法、留付け釘の種類、留付け方法及び釘打ち間隔は、特記による。
(c) 構造用面材の張り方は、(オ)の(c)及び(d)とする。
(キ) 根太を設けない床組とし、構造用面材を直接、受材及び床梁に留め付ける場合は、次による。
(a) 構造用面材は、その四周囲を受材及び床梁に20mm以上乗せて釘打ちする。
なお、留付け釘の種類及び釘打ち間隔は、特記による。
(b) 構造用面材にさね加工を施した構造用合板を用いる場合は、梁等の横架材の間隔が1m以下の場合に限り、受材及び床梁に、構造用合板の長辺を直交させ、短辺の両端に各1列、短辺の中間に1列以上になるように留め付ける。
なお、留付け釘の種類、留付け方法及び釘打ち間隔は、特記による。
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